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ハードボイルド変換1


 メロスは激怒した。あの邪知暴虐の王を殺す。そう決意した。
 メロスは政治を知らなかった。村の牧場で働く男なのだ。笛を吹き、羊と遊んで暮らす生活だった。しかし、邪悪なものに対しては敏感だった。人一倍に。
 メロスは早朝に村を出た。40キロの道を歩き、ここシラクスの町に着いた。彼には両親も妻もいなかった。十六歳になる妹と二人きりだった。妹には婚約相手がいた。実直だけがとりえの牧夫だ。結婚式も間近だった。花嫁衣裳や披露宴で振る舞う料理を用意するために、メロスはシラクスを訪れたのだ。
 彼は、まず用事を済ませた。そのあとで、町の大通りを歩いた。



 他人の文章を勝手に書き換えると犯罪なので、著作権の切れた作品をひっぱってきた。ありがとう、青空文庫。それにしても、太宰の文章なんて十五年ぶりぐらいに読んだなぁ。小学生のころから死ぬほど嫌いな文体だったが、いま読んでもやっぱり嫌いだ。文体だけでなく物語自体も好かん。特にこの作品は国語の授業で初めて読んだとき吐き気を催したほどであった。設定からなにから無茶苦茶だし、だいたい最後のアレはなんだよ。あれで笑えというのか。ちっとも面白くないぞ、オサムちゃん。……って、そういえば当時の感想文にも同じようなこと書いて教師に睨まれた覚えが。精神構造かわってねぇなぁ、オレ……。


 一応、原文も貼っておくか。


 メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此のシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。

| Lesson | 00:51 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
Good site and good blog.Thanks
| OnlineSlots | 2006/03/17 10:57 PM |
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